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齟齬

第3章 3



「どっちか

 選んでくださいよ。

 紗智子スペシャルは?」




「…そうね…」




食い入るように

武志は彼女を覗き込んだ。



困ったように武志に

ほほえんで見せる。



「ゆっくり味わってからね。」


「ちぇっ…」


武志は

カウンターをくぐり

彼女の横の

スツールへ

腰を下ろした。


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