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齟齬

第6章 6


立ちっぱなしで

向くんだ足を引きずりながら

階段を

ため息混じりにのぼる。



梅雨前

水分を含んだ空気が

僕の気持ちにさらに重くのしかかった。



空は

今にも降りだしそうな

真っ黒な雲が空一面を被い

今日も

星なんか見えそうにない。



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