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齟齬

第6章 6


「羽坂さんは

どんなお仕事をされてるんですか?」


「会員制のね。

 ちょっとしたクラブよ。」


「ホステスさんですか…」


紗智子は一瞬僕のほうをむき

笑顔を見せた。


「ふふふ…残念だけど

うちのクラブはねぇ~

 …美少年ばかり…かなぁ~。」


ハンドルを握る紗智子は

楽しげだ。



紗智子の

勿体ぶった言い方に

話す気力が失せた。


男かよ…

ホストクラブのオーナーかっ

どうでもいい


紗智子と食事のあと

セックスすれば

僕は解放され

また変鉄もない日々に

帰るだけだ。

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