テキストサイズ

齟齬

第6章 6




紗智子の車は

夜の街に溶け込むように

走り出しだした。


僕は紗智子を知らない。

武志が

カモだと…ホストの好きな

中年女性。



知らない女性と

2人きりで

この狭い空間に

押し込められてるのも

おかしな話だ。



僕は

フロントガラスから

ちょっと視線を

運転席にうつす。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ