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「とりあえず

　乾杯しましょう。

　悠君との夜に・・・。」


僕はグラスに手をのばした。

紗智子の前には

ジンジャーエルがおかれている。


「ご期待に添えるでしょうか。」


とろみのある

渋みが口に残り

舌がに絡みつくようだ。


「期待してるは。貴方には。」

「武志はどうだったですか。」


紗智子は

ナプキンで口を押えいった。



「彼とは、何もないわ。」