Sky Blue
第3章 出逢い
予備校に着くと、まだ授業が始まるまで時間があるにも関わらず何やら入り口付近に人だかりが出来ていた。飛び上がり喜ぶ者や、肩を落とす者もいる。その光景はまるで試験の合否を見ている受験生のようだ。
「きゃぁ~あたしBだ!!良かったぁーこの間の試験1教科だけ平均以下だったから超心配だったんだぁ」
「ちょっと!ちょっと!!あたしAなんだけど!!すっっごぉい初めて!!超嬉しい…」
抱き合い涙を流す者も少なくない。
今日は月に一度のクラス分けの日だ。
泉達の通う予備校は成績順にそれぞれのクラスに分けられる。1クラス25人程で、それは毎回授業の始めに行われるテストを基準に決められる。
一番下はEクラスだが例えそれでもそこら辺の高校なんかとは比べものにならないくらいレベルが高い。ましてAクラスに入ることが出来たものなら、ほぼ志望大学合格確実だと言っても過言ではない。
泣いて喜ぶのも頷ける。
100人以上いる予備校は言わば第二の学校のようだ。
そしてAからEのクラス編成の他に、もう1つ特別クラスがある。
生徒達の間ではSクラスとも呼ばれ、入ることが出来るのは10人。その中でも成績が5位以上の者はSSクラス(レベル)とされている。
泉は長尾が書類を提出しなかった理由を理解した。
『アイツは異様なまでにテストに執着してるからな……』
上河先生の言葉をふと思い出す。
関係のない者にとっては、そんな自己満いい迷惑だ。
泉はクラス表示が書かれている掲示板へと目を移した。
特別クラス
1・九条 泉
┃
┃
┃
4・長尾 義明
長尾が4位に落ちていた。確かいつもは2位か3位の筈………。
だからといって泉が驚くことはなかった。それはそうだろう。自分の名がSSクラスのトップにあっても何も感じないのだから――――
その時だ……泉が建物内に足を踏み入れようとすると、何か言いようのない違和感を覚え振り向いた。
「きゃぁ~あたしBだ!!良かったぁーこの間の試験1教科だけ平均以下だったから超心配だったんだぁ」
「ちょっと!ちょっと!!あたしAなんだけど!!すっっごぉい初めて!!超嬉しい…」
抱き合い涙を流す者も少なくない。
今日は月に一度のクラス分けの日だ。
泉達の通う予備校は成績順にそれぞれのクラスに分けられる。1クラス25人程で、それは毎回授業の始めに行われるテストを基準に決められる。
一番下はEクラスだが例えそれでもそこら辺の高校なんかとは比べものにならないくらいレベルが高い。ましてAクラスに入ることが出来たものなら、ほぼ志望大学合格確実だと言っても過言ではない。
泣いて喜ぶのも頷ける。
100人以上いる予備校は言わば第二の学校のようだ。
そしてAからEのクラス編成の他に、もう1つ特別クラスがある。
生徒達の間ではSクラスとも呼ばれ、入ることが出来るのは10人。その中でも成績が5位以上の者はSSクラス(レベル)とされている。
泉は長尾が書類を提出しなかった理由を理解した。
『アイツは異様なまでにテストに執着してるからな……』
上河先生の言葉をふと思い出す。
関係のない者にとっては、そんな自己満いい迷惑だ。
泉はクラス表示が書かれている掲示板へと目を移した。
特別クラス
1・九条 泉
┃
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┃
4・長尾 義明
長尾が4位に落ちていた。確かいつもは2位か3位の筈………。
だからといって泉が驚くことはなかった。それはそうだろう。自分の名がSSクラスのトップにあっても何も感じないのだから――――
その時だ……泉が建物内に足を踏み入れようとすると、何か言いようのない違和感を覚え振り向いた。
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