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悪魔のくじ引き

第3章 監禁

早く俺に惚れてくんねーかなぁ

そうおもいながらカレンの頬を撫でた






タ~タラ~タッタララッタッタ~




『あ?ケータイか?ったく誰だよ
もしもし?』



《ナオッナオォォォォ》



『…キモいんだけど
なに?誰?』


この声は多分親だな…


《おまえ実の親にひどくないか》



『ジョーダンに決まってんじゃん
どした?』



《落ち着いて聞いてくれよ…》



あぁ?っとおれは思ったが
親父の声が震えていた



《母さんが…
事故ったって…》




『はっ?』



あの母さんが?
元気だけが取り柄の?



『…で容態は?』



《非常に危険な状態だって…》



『すぐ行く
どこの病院?』



《〇〇病院…》




『了解』




頭が真っ白だった…
 

早く病院へ行かないと…



そこで俺の横で寝ているカレンを思い出す



『どーする?
カレンをおいていくか?
いや…それじゃ逃げるかも…
取り合えず書き置き!』



おれは急いで紙とペンを出してペンを走らせた



[目が覚めた? 
起きたときにいなくてごめん…
ちょっと病院までいってきます
多分お前は俺がいなかったら
帰るだろ?
だからこれだけはいっとく
カレンが好きだ
だから奴隷とかゆって
縛ろうとした
でもお前は望まないだろ?
本当にごめん
ここは◎△町だからこの金使って
電車で帰れ
さよなら]



俺は一万円をおいて
病院へ向かった

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