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悪魔のくじ引き

第2章 始まり



怖イ
逃ゲタイ
助ケテ



『じゃあ早速始めようか』




客席と思われる場所から
歓声があがった




男はそばにおいてあった
小さな箱を持ってきて




私の後ろに縛られた手を
箱に突っ込んだ




中身は紙のようだ
いろんな感情が渦巻くなかで
それだけは認識できた




『一つ引け』




引けと言うのは
この紙のことだろうと思いながら
一つの紙を握りしめた

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