テキストサイズ

いろんな…H

第4章 彼氏の…弟



私は廊下をただ逃げるようにして
走っていく


好きなのは
あの日からずっと憧れていた…修くん

出逢った時の優しさと
引いてくれた手の温もりに
私は恋をした


だけど
楓の事を想うと
胸がギュッと潰されそうな痛みが私を襲う

自分が壊れてしまいそうで


切なくて…

悲しくて…


涙がこぼれる



きっと…あの声が…
私を狂わせるんだ


あの日
私はあなたに恋をした


入学したばかりの桜の下で




ストーリーメニュー

TOPTOPへ