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いろんな…H

第5章 家庭教師

辛そうに額を抑えて先生が眉を寄せた


(そんなに深刻なウィルスなんだ…怖いよ)


自分の身体が不安でたまらなくなり


「先生…お願い!私の身体調べて…!」


すがるようにお願いした


「え…っ」


驚いた顔をした先生が

「まだ研究中だから…調べるなら
瑞希ちゃんの身体の色んな所調べなきゃいけない…それでも大丈夫?」


とにかく不安で一杯だった私は


「大丈夫です…先生…お願い…怖いんです」


必死で頼んだ

そんな私を見て…先生が優しく微笑む


「分かったよ…瑞希ちゃん…でもウィルスかどうかがはっきりするまでは
ご家族に心配させたら困るから黙ってて…
はっきりしたら先生から知らせるから…」


そう言って頭をなでてくれた


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