テキストサイズ

赤い花~情欲の檻の中で~

第2章 MemoriesI

もしかしたら、彼は私ほどには私を愛してくれてはいなかったのかもしれない。ただ、彼に本音を言えずに、本気でぶつかることもできない中に、彼は私の前から去っていった。卑怯な私が決断を下せずにいるうちにね。そのことだけは今も後悔してる。たとえ彼から拒絶されようと、自分の本当の気持ち、あなたがいなければ私は駄目って、はっきり伝えるべきじゃなかったのかなって」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ