赤い花~情欲の檻の中で~
完結[作品説明]
☆ 風が、吹く。唸りを上げて私の傍らを通り抜ける風が周囲の砂を巻き上げ、砂塵は私の前方―はるか彼方までをも無色の世界に染め上げる。
そう、何もない、ただ虚しさだけがひろがる白い闇の中、私は一人、ここまで歩き続けてきた。
序章【砂漠にて】より☆
一ノ瀬美美華子(いちのせみかこ)は28歳、短大を卒業して有名家電メーカーに勤務して8年、中堅どころのOLだ。
美華子には3年間、付き合ってる恋人がいる。福山雅治似のイケメンで、誰に対しても分け隔て無く誠実で優しい。もちろん、女子社員にはモテる。
そんな彼が実は冷酷で計算高い素顔を持っていると知ったのは、いつのことだっただろう?
彼は私と結婚する気は毛頭無いのに、私はまだ彼に未練を抱いている。
そんな彼との関係は常に薄氷を踏むような危ういものだったけれど、ある日、ついに別離が近付きつつあることを予感しないわけにはゆかいない-そんな出来事が私を見舞った。
結婚を意識しながら、身体だけを求めてくる男への気持ちをもてあまし、揺らぎ続ける女性を描きます。
中編です。
そう、何もない、ただ虚しさだけがひろがる白い闇の中、私は一人、ここまで歩き続けてきた。
序章【砂漠にて】より☆
一ノ瀬美美華子(いちのせみかこ)は28歳、短大を卒業して有名家電メーカーに勤務して8年、中堅どころのOLだ。
美華子には3年間、付き合ってる恋人がいる。福山雅治似のイケメンで、誰に対しても分け隔て無く誠実で優しい。もちろん、女子社員にはモテる。
そんな彼が実は冷酷で計算高い素顔を持っていると知ったのは、いつのことだっただろう?
彼は私と結婚する気は毛頭無いのに、私はまだ彼に未練を抱いている。
そんな彼との関係は常に薄氷を踏むような危ういものだったけれど、ある日、ついに別離が近付きつつあることを予感しないわけにはゆかいない-そんな出来事が私を見舞った。
結婚を意識しながら、身体だけを求めてくる男への気持ちをもてあまし、揺らぎ続ける女性を描きます。
中編です。
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