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海蛍

第11章 Dear

それは叶わない・・。

だったらせめて。


俺はタイミングを見計らって箸やら準備を手伝った。

「あ・・今日雅人のいらないよ」

『飲み会かなんか?』

「ううん。今日泊まり」


は!?

泊まり・・・



俺。

今日蛍と2人きり!?!?

ままままままままじで!?


『何で!?』

「へ?何でって・・仕事?」

ですよね?

そりゃそうですよね?

仕事以外ないですよね?



あぁ。
こんな時こそ1番自分の立場を呪う・・。

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