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海蛍

第12章 デートと影と私と

「ってか、今日雅人君と食事でしょ?もう行かなきゃ!」

美樹ちゃんの声でふと時計を見上げると17時を回ってた。

『あ!ホントだ!』

「ほら。さっさと行っておいで!」

『うん。ありがとう。』


「この際、遥人君にも抱かれて良かった方を取るとかってのもアリかもね?」


ってニッと笑う美樹ちゃん。



あんた・・なんてことを。



ギャハハハと笑う美樹ちゃんに手を降って私はお店を後にし雅人の会社へ向かった。


行きの電車の中

美樹ちゃんの言葉をふと思い出す。

ハルに抱かれる・・・。


って!危ない危ない!

頭の中破廉恥状態になるトコだった!!!


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