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海蛍

第12章 デートと影と私と

当然大好きなお店の空間も

大好きなお店の料理も堪能する事なく・・。


今日会う人っていうのは彼女の事だったんだ・・。

彼女居たんだ・・。



朝のスッキリ爽快気分も夜に相応しいくらい真っ暗どんより気分に再び陥る私。


自分には雅人が居るのに彼女が居るハルに落ち込むって・・


最低だな・・。



「なんか元気ない?」

自宅に着いて冷蔵庫からお茶を飲みながら
私の様子を察してか雅人が顔を覗き込んで聞いてきた。


『ううん!そんな事ないよ!』

「そっか。ならいいけど。」



言えるわけないもん。

ハルのデート現場見たから沈んでるなんて・・。


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