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海蛍

第12章 デートと影と私と

前ハルにはめっちゃ怒られたけど・・。

それでもここしか思いつかなくて。



私は今日も切ないくらい目の前に輝く星空を眺めながら気持ちを落ち着かせる。


いつもならここで星を眺めるとハルを沢山充電出来ちゃうのに今日は・・


今日はなかなかハルが貯まらないよ・・。


充電しようとするとさっきの女性と腕を組んで歩いて行ったハルの姿で一瞬で赤ランプ点滅状態。


どれだけここで眺めてたら充電完了するのかな・・・。


「何回言わせんの?」


え?


突然聞き覚えのある声が背後から聞こえてきて思わず振り返る。

「前に言ったっしょ?1人でここに来るなって。」


そこには少し怒り顔のハルが
立っていた。

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