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海蛍

第14章 ホタル×蛍=

「待った?!遥人くんッ!」


と俺に声掛けてきたこの香水のきっつい女・・・・誰?!


「じゃっ行こっか!!」

『ちょちょちょっ・・あのっ』

戸惑いレベルMAXの俺にお構いなしに腕を組んでくる謎の女。

何だこの人!!

逆ナンか?!


俺は彼女の腕を離しながら


『あの・・失礼ですが・・』


何者か尋ねてみようと試みた。


すると状況判断の鈍さにイライラしたのかでっかい溜息1回吐いて


「何?お兄ちゃんから聞いてるでしょ?」

と再度俺に腕を絡めてニッコリ笑顔。



・・・ん?





兄貴?!






そうだ。

早朝兄貴から電話でこの時間ここで待ち合わせと言われたんだった・・。






この展開は何?!

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