テキストサイズ

海蛍

第16章 君と私と花火と

「ここら辺で見ようか」

『うん』


河川敷の土手で少し人だかりが少ない場所で私達は止まり花火が上がるのを待ってた。


早く始まらないかな~・・


なんて思いながら隣に居るハルをチラリと横目で見たりしてみる。


『「!!!」』


何とハルも私を見てて目がバチッと合いお互い思わず目を反らす。


き・・気まずい。


でも。今言える事は

嫌な気まずさじゃなく

ちょっぴり嬉しい気まずさだって事。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ