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海蛍

第16章 君と私と花火と

・・・え?

雅人?


どういう意味か聞こうと思ったけど電話は切れ電子音だけが耳元で鳴り響く。




“頑張れよ”

確かに雅人はこう言ったはず。


どういう・・意味?



なんて思ってるとドーン!!と音と共に花火が何発も打ち上げられた。


『うわぁ~・・・・。』



何発もの花火が大きな音と共に真っ暗な空に咲き、ハラハラと散りながら見てる人を魅了する。


さっきまで頭の中が雅人の事でいっぱいだった私も今は花火一色。


赤・青・黄と綺麗な色を発しながら色々な花火が夜空で華咲くのを感動しながら見つつ


チラリとハルの横顔を見ると


これまた目が合いドキッとする。



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