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海蛍

第16章 君と私と花火と

またお互いパッ!と目をさっきと同じように目を反らす。



けど。



さっきと違う事が1つ。

それはハルが私の手を握ってるという所。




―――え?!




花火を見つつも思考停止。


ななななな何で?!
手?!!


思わず繋がってる手とハルの顔を何度も視線を往復させながらいると

「綺麗だな」

って花火に照らされながら今日1番優しい笑顔を私にハルは投げかけた。


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