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海蛍

第16章 君と私と花火と

『あ・・兄貴は?』

思わず聞くけど、どうやら兄貴は花火嫌いだと言う事らしい。


へぇ。


初耳。



なんて思ってる俺を上目使いで見てる蛍。


うわ・・


その顔反則ですけど・・。


顔真っ赤にしながらその目線ってかなり反則なんですけど・・。


『え・・とあの。だめ・・かな?』

「いいよ」


って返事にさっきまでのオドオドした顔から一気に安堵感に変わる蛍の表情で俺はふと我に返る。







OKしちゃったんだ?!

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