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海蛍

第18章 静寂の中で

「蛍」

『ん?』

「蛍?」

『何ですか?』

「ホータルっ!」

『だから何?』

「ほ・ほたるっ」


えっと・・。

今のは“北の国から”のモノマネかな・・・。


だとしたら似てなさすぎてビックリなんですけど・・??



「蛍!!」

『さっきから何??』


「ずっと呼びたかった。やっと呼べた」


そう言って優しく触れるだけのキスを私の唇に落とし


最高の笑顔を私に向けた。





・・・私は今日1日で


何度この人に見惚れたんだろう・・。



数えても既に分からないくらい

私を笑顔で見つめるハルに見惚れてしまった。




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