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海蛍

第18章 静寂の中で

――――と、その瞬間


私はハルの温かい体温にそっと包まれ

優しくもあり

少し力強くもある、そんな声で

「蛍、俺絶対幸せにするから。

絶対後悔なんてさせないから。
俺を選んだ事なんて後悔させないから。



だから俺を選んで欲しい。


結論は急がないけどこれだけは忘れないで。」




私の目を真っ直ぐ見つめながら告げ


そして何度も何度も角度を変えながらキスを落とした。












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