テキストサイズ

海蛍

第1章 2010年 夏

え・・・と。

何て言った・・・?


思わず自分の耳を疑う。


『えっと、良く聞こえなかった!ごめん、もう1回言って?』

はは!と笑いながら彼女に頼む。


でも何度聞いても彼女からの言葉は


「もう、ここには来られなくなるんだ・・」


と変わらなかった。


『え?何で?』

と聞かずに居られない。

どっか引っ越す・・とか?


「うん・・・けっ・・こんがね・・」






あ~・・・・なるほどね。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ