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海蛍

第5章 決意の末

でも・・・・・。


俺、君の泣き顔見て1つ分かったんだ。




君への気持ちもあの海の事も

全部忘れるなんて俺には出来ないって事。



俺には君を忘れるなんて最初から無理だったんだ・・。


なのに君を泣かせて・・・


俺はもう1度君の涙を優しくそっと拭う。




ごめん。泣かせて。


ごめん。辛い思いさせて。





ごめん。・・・俺が義弟で。

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