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海蛍

第7章 雨 時々 心嵐注意報

『あ・・あのっ・・ハ・・遥人君っ・・・』


人生最大級のこれでもかっ!!ってくらい勇気を振り絞って、目は合わせないように下向いたままハルに声を掛けた。


今、ホント誰かに“良く出来ました”と凄く褒めて貰いたい気分!!


「・・・・何?」

私の呼び掛けに少しの沈黙の末
ハルから返事。


『あ・あの朝ご飯、パンとご飯どっちがいい・・のかな・・』

「・・・どっちが美味しいの?」


え・・そう言われても。


『どっちもあんまり変わらない・・かな。好み。デス。』

「ふ~ん・・じゃぁ一緒でいいや。」

何が?!
誰と?!

『えっと・・一緒って・・?』

「あんたと一緒でいいよ。」

『分かった。ありがとう。』


終始目は絶対ハルと合わせないようにして会話終了。

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