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海蛍

第1章 2010年 夏

「・・・ハルが。」



俺?


キョトン顔の俺の顔を真っ直ぐ見る。

彼女は何か意を決したように、両膝の上に乗せられた左右の手をグッと結び



「ハルに逢えなくなるのが凄く辛くて寂しい!!」


はっきりそう言った。


・・・は?!

それって。



それって。



それってつまりどゆ事?!

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