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海蛍

第9章 想い出の海

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相変わらず変わってねぇなぁ~。

2年前と全く変わらない。

変わるとしたら今が昼間と言う事か。




俺は久々に蛍との想い出の海に来た。


いつも2人で座ってた場所に腰を下ろす。

すっかり降ってた雨も止み、時々雲の隙間から太陽の光が海面に降り注ぎ、ちょっとした映画のワンシーンのような風景が広がる。


太陽の光でキラキラ輝く海と変わって

俺の心はドロドロ。

輝きなんて全くない闇そのもの。


抜け出したいのに


抜け出す手段さえ掴めない闇。



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