
許嫁から始まる恋
第2章 EPISODD #2
「じゃあ、俺も行くな?」
冬馬は私の頭を撫で、笑顔を見せる。
そして、保健室を出ていく。
当然保健室には、私と兎だけ。
「兎も戻っていいよ?」
「小春が心配だからここに居るよ。
それに一人で居ても暇でしょ?」
「ありがと。」
私は兎に笑顔を見せ、体を起こす。
そういえば、意識が途切れる前に
誰かが私の名前を呼んでたなぁ。
誰、なんだろう…。
「小春、ぼーっとしてどうしたの?」
「ん?ううん。なんでもない。」
その後は、兎と一緒に2時間は
喋っていた。
途中で未来先生も来てから三人で
ガールズトークをしていた。
未来先生は同じ目線で話してくれる
から人気がある。
でも、実は未来先生二重人格なの。
下校時間になると、冬馬が迎えに
来てくれてそのまま一緒に帰って、
家の中でのんびりしていた。
