
許嫁から始まる恋
第6章 EPISODE #6
驚くのはこっちだよ。
いきなり立ち上がって大声出すから
心臓止まるかと思った。
小春が呆然と立ち尽くしていると
インターホンが鳴り、立ち尽くしている小春を
そっとし、玄関へと向かう俺。
「宅配便でーす」
「はいはーい」
俺は、玄関の扉を開ける。
一番に目に入ったのは、デカイ長方形の箱。
「ここにお願いします」
「あ、はい」
業者は受け取りの紙を俺に渡し、
俺は、印を押して業者を紙を渡す。
そして、デカイ長方形の箱を渡され、
業者は家の近くに停めてある車に乗り
込む。
俺は、玄関の扉を閉めデカイ箱を
両手で抱えてリビングへと戻る。
中身が気になる俺は、小春に開けて
いいか承諾を得る。
