
許嫁から始まる恋
第9章 EPISODE #9
今この瞬間、遥を見ているだけでも
ドキドキして安心してる私がいる。
「やっぱり、恋?」
私は制服のポケットに手を突っ込み
携帯を取り出す。
そして、一通のメールを作成して
携帯をポケットにしまう。
相手からの返事が早かったのか
携帯をポケットにしまって、直ぐに
携帯のバイブ音が鳴る。
携帯を開いて、メールを見る。
「…ふふっ。そっかあ。
私、恋してるんだ」
私は携帯をポケットに入れて
立ち上がって、両手を空に伸ばす。
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To 兎
恋ってドキドキしたり、
好きな人を見れば
安心するもんなの?
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From 兎
To 小春
するっ♪
あともうひとつ。
恋をしたら好きな人しか
考えられない♪
小春…もしかして
恋したの?
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私、東雲 小春は本日から
鮫島 遥に恋をします。
