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男子校にお一人少女

第5章 風邪

慎「あいつらひでーよな。俺が風邪引いてる
女子に手ぇ出すかっつーの」


舞花「風邪ひいてない女子には手出すんだ。
この最低男が。」


慎「誰がそんなこと言ったんだよ。」


舞花「知らないっ!ふん」


慎「それにしてもさ、食べてみたいな。
俺の特製おかゆ」


舞花「食べて……みる?」


慎「うん。じゃ、あーんってして食べさせて」


舞花「もう……わかったわよっ。あーん」


パクッ


慎「うーんっ!マジうまい!俺のおかゆと」


舞花「と?」


慎「舞花の唇」


ボッ……。


慎「お前…ゆでだこみたいに真っ赤だぞ?顔」


舞花「慎っ!間接キスって知っててやったの!?
さいっていっっっ///」


慎「とかいいつつ顔が赤いのはどこの誰だよ。
てゆうかそんなことにも気づかないお前もバカ。」


舞花「ついノリでやっちゃったのよ!」


慎「かっわい」


舞花「うっるさいっ///」


ガチャ


幸宏「はっろーっ!!」


慎「早退か?」


幸宏「うん。ちょっと舞花ちゃんが気になってさ」


優雅「早退しようとか幸宏から言ってくるの
初めてでびっくりしたぜ」


平野「本当だよね。あの真面目な幸宏からね。」


空也「空也誕生〜〜!!!
僕たち、早退してきちゃった。てへっ」


舞花「て、てへじゃないよ…ゴホッ」


空也「あぁ!ごめんっ!!」


空也くんは私の上に乗っていた。


舞花「いいんだけどさ…。」


慎「よくねーよ。だから空也は舞花に
近づかせるなっていったのに。」


空也「ごめんなさい…。」


舞花「いいよ。空也くん。それに、慎も。
大丈夫だから、ねっ?」ニコッ


優雅「あ、あいつが…慎に笑ってる!?」


慎「ま、舞花が言うなら、いいぞ。」

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