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恋の居場所

第18章 花火の夜



「なぁキスしていいか?」



「うん....え? は?!」



答えるまでもなくおっさんがあたしの唇を塞いだ




なんでか目を瞑って受けてしまう




激しくもなく緩やかすぎる事もなく..優しく温かいキス....。





初めて会った時おっさんなんかとキスするだなんて考えただろうか







唇が離れるとギュッと優しく包まれる





「..どうしてキスするの?

  ..どうして抱きしめるの?」



..どうしてあたしは安心するの?





花火の明かりで照らされた神沢 王史の顔は..


一瞬泣いているようにも見えた



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