恋の居場所
第3章 自分だけの場所
「..おっさん? 言ってくれるな餓鬼」
表情だけニコニコしてるけど目は相変わらず冷たい目をしてる。
つか、本当に口調ちょこちょこ変わる
「おっさんじゃん..ふふーん♪」
「お前鍵を出せ」
ああぁぁ..ソレずるい!!
あたしはスッとしゃがみ石を掴み砂に文字を書く
″すいませーん♪″
「なるほど。 喋りたくないと。」
そう言うと、おっさんもあたし同様、石で砂に文字を書く
″名前は?″
″神田 妃巳架。 そっちは?″
″神沢 王史(カミザワ オウシ)″
あたしは砂での会話を中断して声を出す。
「名前若干似てる~ アハハ」
「そうだな。 君は妃で俺は王だしな クスッ」
確かに。 お互い″神″って名字に入ってるし、″王子″と″妃″みたいな!
「笑った...」
はっ? という顔で見てくる。
なんていうか本当に笑う顔するんだ...的な
笑っても目は若干冷たいけど...