恋の居場所
第22章 冬の夜
「でも本当に良かったのか?クリスマスなのに2人だけで」
「うん、あたしは冬磨と2人で居たいもん」
「バーカ クスッ」
冬磨とじゃいくらベタな事言っても笑い事になっちゃうね
クリスマスでもどこか特別な場所に
行くわけでもない
手を繋いでイルミネーション見てケーキ買って公園で食べて..
それだけで幸せの1つなんだ
「妃巳架..手早く」
顔を赤くしながら手を差し出してくる
あたしはそれを受け止める
「もうこの手離さない」
やっぱ冬磨が言うと笑い話
「バーカ、手汗出るわ」
「おまえッ..台無しにすんなっつの..」
ふふっ これからきっと毎年冬磨とクリスマスを過ごすんだ
きっと毎日が楽しくて楽しくて仕方なくなる