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恋の居場所

第26章 秘めた想いの真実



んん..なんか体中痛い..

あれ?ここ何処だっけ.....




何故目の前に春樹が!!?





あぁ昨日遭難したんだっけ


もう朝になったし雨も止んでる






「春樹!!起きて!!」





「んん...うあっ妃巳架!!」






あたしと同じね、うん





バッと起き上がって並んで座る


この沈黙が昨夜を蘇えらして恥ずかしい







「そろそろ皆も心配してるだろうし帰るか」






「そうだね」







立ち上がろうとするとズキッと足に痛みが走る




それに気づいたのかすぐにかがんで背中を向けてくれる








「背中乗って」





「ごめんね」






今頃みんなどうしてるかな

絶対心配してるよね







「春樹あたし重い?」





つい聞いてしまった






「うん」






バシッ







「やばい空気並みに軽い」






もう..冬磨みたいなんだから



でもこれだけ普通の会話出来るようになって良かった




今回酷い目にも会ったけど軽く感謝してる








「昨日も言ったけど吹っ切るために言う

俺妃巳架が今でも好きだ」







春樹..ちゃんと言ってくれたんだ
あたしもしっかり答えないといけない







「ごめんなさい
あたしには好きな人がいます」








「よし、これで俺もすっきりした
でも隙が合ったらいつでも奪うから」






「ありがとう」








あたしと春樹はきっとこの関係がいいんだ




友達としてならきっと一生の存在でいられる気がする




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