恋の居場所
第4章 進展
あたしは昨日同様しゃがんで砂に文字を書く
″いじわる!! ごめんなさい″
南京錠変えられたりしたら嫌だから一応謝る
″何があった?″
″興味ないっていたのに聞くの?″
″聞いてやる″
自然と笑顔になってくる...クスッ
ーーー.........
先ほどの先輩とのやり取りを書くと、おっさんは即なにかを書き始める
″それがお前以外の奴とは言ってねぇじゃん″
″そうだけど...″
″そいつはお前の事を言ってんのかもしれねぇぞ?″
そんなわけないじゃん...
″あたし笑顔可愛くないし面白くないし″
″それを決めるのはお前じゃない″
おっさんが言ってくれる事に涙がポツポツ落ちてくる
なんか勇気が出てくる気がしてきた
″ありがとう″