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それでも、私は生きてきた

第28章 戻りなさい。

寝てるかもしれないから。と、借りた合鍵を使ってゆっくり静かに鍵を開けた。
音をなるべく立てないように…と、静かにドアを開けて閉めた。
電気は付いていた。

2人の居る部屋の戸を開けて、起きていることを確認できると
コンビニ袋を持ち上げて、

ただいま〜お土産買ってきました〜!!!

と笑顔で突き出した。

でも、
里美さんと彼氏さんの顔は、深刻だった。

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