テキストサイズ

それでも、私は生きてきた

第28章 戻りなさい。

里美さんは、彼氏さんに

ユリに話して。うちらが話し合いしてたこと。

と、肩をつつくと彼氏さんが口を開いた。

ユリさん、よく聞いてね。里美さんを悪く思わないでね。僕達、ユリさんが風俗の仕事している間に話し合ったよ。
嫌な気持ちはわかるけど、寮に戻りなさい。ココにずっとは居られないよ。わかるよね?風俗をしながら、お金を稼いでもアパートの保証人は誰もいないよ。お母さんにも、拒否されてるよね?僕達も保証人にはなってあげれないよ。わかるよね?
一度、戻ってソコからゆっくり自立しなさい。君にはその道がいいと思う。風俗を推薦することは出来ないよ。
明日、送るから。ね。



私の頭の中では、彼氏さんの話を聞きながらも、明日、どうやって乗り切るか…。
そればかり計画を立てていた。

施設の最寄りの駅に送ってもらうことが決まる。
私は、どうしたらいい……………?

ストーリーメニュー

TOPTOPへ