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それでも、私は生きてきた

第30章 予想

新しい店舗での仕事を終え、迎えに来てくれた送迎車に乗り込む。
売り上げ金を渡し、お疲れ様です。と声をかける。

新しい待機場に到着し、改めて事情を聞かれた。

帰るとこもなくて携帯もなくて証明書もないって聞いてるけど、どうゆうこと?どっかから逃げて来てるだろ?

親と不仲で色々と…

と、言うと笑われた。

いやいや、明らかに違うだろ?正直に言いなよ。

隠しきれないと思い、大体の状況を説明した。

実家には頼れないこと。男から逃げて来たこと。火事で携帯や保険証等の全てを失ったこと。
そして、今日寝泊まりする場所もないこと…。


へー。大人しそうに見えて色々あんだなー。

そう言うと、何処かに電話をかけ始めた。

社長と話しているようで、話を聞いていると、


とりあえず、寝床はラブホテルでいいだろう。
新店舗で専属嬢にさせること。


という内容だった。
新店舗の専属嬢がまだ居ないとゆうことで、
オールで出勤することになった。

昼の13時〜夜中の1時まで。



新店舗のオーナーは、
小田さんと名乗った。

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