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それでも、私は生きてきた

第31章 sex人形

その日から、私は小田さんの
「sex人形」
という役割を与えられた。
自分自身で、
私はsex人形だと
思った。


何事にも逆らわなければいい。
黙って言われるがままに動けば良い。

私は人形だから…。

心は酷く病んでいたのだと思う。
恐怖もない。
涙もない。
無感だった。

小田さんにSexを求められたり、
お客様を目の前にすると、
不思議と濡れた。


濡れないと痛みを伴う…
この体はとても利口だった。

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