それでも、私は生きてきた
第43章 決まりました。
弁護士さんも、
刑事さんも、
私が実家を出た時の事も、
その後、逮捕までの私の生き方も、
その途中、
母との折り合いの悪さも、
私の口から聞いていた。
ユリさんの不安は…わかります。
刑事さん…渡辺さんも、おっしゃってましたよ。
実は、私も渡辺さんも
心配してます。
お母さんは、お迎えも引き取り人も、
承知しているそうです。
ユリさんをご実家に帰す事が、
1番の幸せです。と、渡辺さんもお伝えしたと聞いてます。
ユリさんは、実家に帰れますか?
私から、お母さんに
弁護士としても、お願いしようと思ってますが…。
母が、
快く実家に帰っておいで。
と、
言ってくれるなら…
もちろん、それは、
私も1番願うこと。
ただ、
1番怖かったのは、
引き取り人として母が迎えてくれたら、
私は
心の奥底から
期待してしまう。
家に帰れるかもしれない!
その期待と不安の渦を
蹴散らすように、
また、
帰って来るな。
と、
言われたら…
また私は
絶望するだろう。
刑事さんも、
私が実家を出た時の事も、
その後、逮捕までの私の生き方も、
その途中、
母との折り合いの悪さも、
私の口から聞いていた。
ユリさんの不安は…わかります。
刑事さん…渡辺さんも、おっしゃってましたよ。
実は、私も渡辺さんも
心配してます。
お母さんは、お迎えも引き取り人も、
承知しているそうです。
ユリさんをご実家に帰す事が、
1番の幸せです。と、渡辺さんもお伝えしたと聞いてます。
ユリさんは、実家に帰れますか?
私から、お母さんに
弁護士としても、お願いしようと思ってますが…。
母が、
快く実家に帰っておいで。
と、
言ってくれるなら…
もちろん、それは、
私も1番願うこと。
ただ、
1番怖かったのは、
引き取り人として母が迎えてくれたら、
私は
心の奥底から
期待してしまう。
家に帰れるかもしれない!
その期待と不安の渦を
蹴散らすように、
また、
帰って来るな。
と、
言われたら…
また私は
絶望するだろう。