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それでも、私は生きてきた

第45章 私は、何処に帰るの?

私の精神が悲鳴をあげていた。

心の中で
ユラユラ揺れていた天秤は、
カタカタと震えあがり、
左右どちらにも傾かない。

実家に戻れるカモ。
とゆう、期待。


また帰ってくるな、と弾き出される…
とゆう、不安。





覚悟は、
出来ていなかった。


期待を持ってしまう自分の情けなさに、
愕然とする。



何度も何度も何度も…

もう2度と、
「期待」とゆう
希望の光を見てはいけない。と、
自分に言い聞かせてきたか。


それでも、

私の心は
希望の光を手探りに探し求めていた。

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