それでも、私は生きてきた
第48章 母と過ごした一夜
高速道路を運転する母。
助手席で黙り込む私。
地元に到着した時には、深夜12時を過ぎて居た。
出発途中、
母は姉に連絡を取り
ビジネスホテルの予約をとっていた。
母と2人きりの空間が、
まだまだ続く事に抵抗があった。
でも、
どんなに憎み合ったとしても。
親子に変わりはなかった。
部屋に辿り着くなり、
ジュース買って来る。
立ち上がる私に、
お母さん出すよ!!!
と、慌てて財布を探し出す母に涙がこみ上げて来た。
いい。小銭あるから。
冷たくあしらう私の態度に、
ピタッと止まって
悲しそうな表情を見せる母を
振り払うように出た。
私だって、
甘えたい思いは募るほどこみ上げている。
でも、
些細な事さえも
甘え心を見せるのが怖かった。
助手席で黙り込む私。
地元に到着した時には、深夜12時を過ぎて居た。
出発途中、
母は姉に連絡を取り
ビジネスホテルの予約をとっていた。
母と2人きりの空間が、
まだまだ続く事に抵抗があった。
でも、
どんなに憎み合ったとしても。
親子に変わりはなかった。
部屋に辿り着くなり、
ジュース買って来る。
立ち上がる私に、
お母さん出すよ!!!
と、慌てて財布を探し出す母に涙がこみ上げて来た。
いい。小銭あるから。
冷たくあしらう私の態度に、
ピタッと止まって
悲しそうな表情を見せる母を
振り払うように出た。
私だって、
甘えたい思いは募るほどこみ上げている。
でも、
些細な事さえも
甘え心を見せるのが怖かった。