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それでも、私は生きてきた

第7章 助けてください。

自身の我慢だけで
止められない。
と、負けを認めた。

内科、婦人科、精神病院
ガスパンが辞められない。助けて下さい。
医者達は、
大変驚いていた。

うちでは治せませんよ。

その答えを聞く度に愕然とする。
その帰り道、制汗剤を購入して帰宅する。
帰宅するなり、ガスパンをやる。

そんな日々を幾度と繰り返していた。

絶望が残された。
最初から、やらなきゃよかった。
そんな後悔をしても、
何も変えられなかった。

両親は気付いていた。
母は、
ガスパン中に泣き叫ぶ私の姿も見ている。

父は、話し合いを求めてくれた。

ありのままに
辞めたいのに辞められない。
と、泣いた。

自業自得だと、
理解しつつも
誰かのせいにしたかった。

今でも、
使いたいと思う。
アレだけ苦しんだにも関わらず、
私の体はガスパンを忘れてくれない。

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