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遠い幼なじみ

第6章 中学生活

圭「いい加減にしろよ。鐘鳴っただろ……」



うっわ、めっちゃ不機嫌そうな声(笑)









そんな圭ちゃんにも構わず女子達は騒ぎはしゃぐ。











女「いいじゃない、イケズさんっ」(ピトッ)








な………!!




二年の先輩が圭ちゃんの腕に胸を押し当ている。






圭ちゃんはというと、少し動揺して顔を赤らめている。







圭「止めて下さいよ…」




女「キャッ、可愛い~!」




無愛想に手を振り払っても、逆効果なようで更にお姉様方を興奮させるだけ。













………てゆーかみんな、圭ちゃんにベタベタしすぎじゃない!?おかしいよね!!?





もうちょっと離れなさいよーっ!!














……まてよ。







良く考えれば、この場合おかしいのって私じゃあ……








因みに、私は今壁の角に寄りそって、隠れてる状態。つまり覗きなわけ。








…しかも何嫉妬してんだ私!?



圭ちゃんがモテるのは今に始まった事じゃないのに!








冷静になりなさい美桜、私には関係のない事よ。








女「本当に可愛いわね、圭介クン……。食べたくなっちゃうわぁ…」






先輩は、圭ちゃんの頬に手を添わせると一気に顔を近づけさせていった。

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