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妹えっち!

第16章 バレたらおしまいなのに…







 ガチャ…

 哲平はケータイをいじっていた
 私に気づいて顔を上げる



「遅かったね」
「ごめんね…電話が長引いちゃって」
「いいよいいよ」
「ケータイ…」
「あ、ごめんごめん
暇だからアプリやってただけだよ?」
「そっか」



 璃乃は胸が苦しくなって逃げるように顔を逸らした

 哲平の笑顔を見るたびに申し訳ない気持ちや罪悪感でいっぱいになる



 悪い女だとわかってる

 彼女という肩書きがあるのに
 平気で浮気をしている

 麻薬のように浮気に惹かれている



(するのかな…
なんか…したくないな…)



 隣にお兄ちゃんがいる
 壁に耳を当てれば、本来聞こえないはずの声や音も届くかもしれない



 そんな璃乃の気持ちには気づかないように哲平はベッドに腰かけた



「ここ、きて」
「え?う、うん」



 ギシッ

 彼氏彼女が並んで座る



「キスしていい?」
「…キス…だけなら」



 ちゅ、ちゅる…



「お兄さん…」
「えっ!」
「まだいるよね?」
「うん…」
「えっちしたくない?」



 哲平は優しく足を触る
 ピクンと反応する



「だめ…
今日はちょっと…」
「さっきまでその気だったじゃん
お兄さんがいるから?」
「…ごめんね?」
「声出さなきゃ大丈夫だよ
ホントは璃乃だってしたいでしょ?」



 足の付け根を駆け上がり、アソコをくにくに触られる

 敏感すぎてすぐにスイッチが入る



「エロいオマンコ
もう濡れちゃってるね」



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