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妹えっち!

第22章 両親が…







 玄関が開いた音がして璃乃はノズルを回してシャワーを終えた



 着替えて居間に行くと
 しばらくぶりの両親がいた



「あ、忘れてた」



 そういえば今日帰ってくると聞いていたがすっかり忘れていた



「璃乃~~~!!
ただいま、パパだよ!!」
「痛い…」



 感動の抱擁とでも言うのか
 父にぎゅうぎゅう抱きつかれる



「おかえり、パパ、ママ」
「元気にしてたか!?
パパは寂しかったよ~
相変わらずかわいぃ~なぁ
璃乃は自慢の娘だよ」



 オーバーな父を横に退けて母が璃乃を優しく抱いた



「璃乃、ダメよ
女の子がこんなカッコしてちゃ」
「だって暑いから」
「少し女らしくしないと
ね?ママ心配なの」
「…考えとく」
「あら璃乃…
また一段と可愛くなったわね
自慢の娘だわ」



 父だけでなく、母も、普段会えないせいか愛情が重くて璃乃はついていくことを諦めていた



 父は義昭、母は茅乃

 二人とも30代とまだ若く、じきに40とはいえ整った容貌は衰えておらず年齢と共に深みを増し、父はカッコイイ父だし母は美しく綺麗だった



 帰ってくる時はいつも世界各国のお土産が両手一杯
 スーツの似合う美男美女
 それが璃乃と峰斗の両親だった



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