『ママ』
第9章 お土産
親戚がお土産を真に買ってきたから取りにおいでと言われて真を連れて行くと、
お土産は車のおもちゃだったが真はやはり興味を示さずにプイッとしてしまい、私が
『真、車だよー。嬉しいねー。』
と言っても目を向けようともしてくれず、真の目の前にやると真はおもちゃを手に取り投げてしまった。
『真!せっかくもらったのにだめでしょ。』
とつい、大声を出してしまい、真はびっくりして耳を抑え
『あー、あー、あー、』
と言いながらゆらゆら揺れていた。
こうなれば真が落ち着くのを待つことしか出来なかった。
すると親戚に、
『めぐみさん、ずっと黙ってたんだけど…。
真くんちょっとおかしいんじゃない?
病院で見てもらったら?
知り合いのお孫さんなんて二歳で結構、話すのよ?
真くんは話さないでしょ?
一回、病院でちゃんと見てもらいなさい。』
と言われた。
いつかはその言葉を言われるとは思ってたけど…。
『おかしい』と言われたのにショックを受けずにはいられなかった。
プツンとなにかが切れたかのように私は泣いてしまい、親戚のおばさんを困惑させてしまった。
『……真は…………
自閉症
です。』
私がこの言葉を身内の人に打ち明けるのにすごく、勇気がいる言葉だった。
お土産は車のおもちゃだったが真はやはり興味を示さずにプイッとしてしまい、私が
『真、車だよー。嬉しいねー。』
と言っても目を向けようともしてくれず、真の目の前にやると真はおもちゃを手に取り投げてしまった。
『真!せっかくもらったのにだめでしょ。』
とつい、大声を出してしまい、真はびっくりして耳を抑え
『あー、あー、あー、』
と言いながらゆらゆら揺れていた。
こうなれば真が落ち着くのを待つことしか出来なかった。
すると親戚に、
『めぐみさん、ずっと黙ってたんだけど…。
真くんちょっとおかしいんじゃない?
病院で見てもらったら?
知り合いのお孫さんなんて二歳で結構、話すのよ?
真くんは話さないでしょ?
一回、病院でちゃんと見てもらいなさい。』
と言われた。
いつかはその言葉を言われるとは思ってたけど…。
『おかしい』と言われたのにショックを受けずにはいられなかった。
プツンとなにかが切れたかのように私は泣いてしまい、親戚のおばさんを困惑させてしまった。
『……真は…………
自閉症
です。』
私がこの言葉を身内の人に打ち明けるのにすごく、勇気がいる言葉だった。