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ペーパードライバーのカリ免日記

第15章 千春(?)

まあしかし、こんだけお決まりのデートプランさせといて、 まさかこのまま逃げるつもりじゃないよな?と、物陰に隠れて半ば強引にキスをかませば、そこはすんなり落ちた。
よしよし、んじゃ、このあとは最後のステージで汗流して帰るべ、ってところでまたもや彼女の口から驚愕の一言が…。

「いきなりそこまでは…ちょっと無理だな…」

はあ~~~~~~~~~!?

って、演歌歌手並みにこぶし回しちゃったよオイ!!

お見合いした訳じゃなし、ましてオメー、お嬢様でもなきゃ、ただのアラフォー不思議ちゃんじゃん!
あ、不思議ちゃんだからこんなバブルフレーズを臆面もなく言えるのか。。。

こりゃ完全に「ないわ!」と悟り、このデートごっこ第1ラウンドは幕を閉じた。

その後の彼女のメールを、俺は一切シカトしたのである。

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